溶接ってなに?溶接するなら絶対に覚えておくべき内容と理由

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みなさん、こんにちは!溶接初心者のフルティです。
突然ですが、溶接始めようって思ったけど、なにしていいのかわからなくないですか?

そもそも、溶接ってなに?って疑問にお答えしていきます。
安心してください!このブログを読んだらちゃんと溶接ができます。
操作・理論・安全などなど!
また、溶接するのに必要な物を紹介していきます。

このブログを見ると、以下のようなメリットがあります

  1. 溶接の基本がわかる
  2. 溶接の種類がわかる
  3. 溶接の仕方がわかる
  4. 溶接の安全性
  5. 写真で解説(溶接機械について)

溶接ってなに?

溶接ってなにをするときに使うのでしょうか?
溶接とは、金属の加工方法の一つです。
金属を局部的に溶かして母材同士をつなげる方法です。
つまり、二つの金属をつなぎ目部分同士を溶かして接続するって言ったほうがわかりやすいかもしれません。
溶接の手順を簡単に説明すると、

  1. 溶接したい部分
  2. 溶接機で熱を加える
  3. 熱で金属が溶ける
  4. 溶けた部分が混ざり合う
  5. 冷やす
  6. 溶接した部分が接続される

これが溶接の手順になります。
ほら!やってることは簡単ですよね?
手順を理解すれば、難しくありません。

溶接のメリット・デメリット

メリット

  • 気密性が良い
  • 初期費用が安い
  • 簡単
  • 短時間で作業完了

デメリット

  • 溶接すると歪む
  • 溶接個所がもろくなることもある
  • 技量によって差がでる
  • 溶接する材質によっては溶接方法を変える必要あり

以上がメリット・デメリットになります。

どんな溶接方法があるの?

溶接の種類はざっと上記のようにたくさんあります。
上記の中で特によく使う溶接の種類については、

アーク溶接

これを覚えておけばオッケーです。

アーク溶接ってなに?

では、アーク溶接について解説していきます。
もっとも有名で昔から使われている溶接方法になります。
アーク溶接とは、『アーク放電』という事象を利用して、
そのときに放出される熱を母材の溶融に利用して溶接する方法です。
なので、溶接機は電源を必要としていて、100Vや200Vなどの電圧を必要とするのです。
家庭では100Vを使用しています。
工場では、200Vぐらいでしょうか。
溶接機の選定にも重要になります。
アーク溶接には多くの種類が存在していますが、
さきほどの図から重要なのは、

  • 被覆アーク溶接
  • イナートガス溶接
    • ティグ溶接
    • ミグ溶接
  • マグ溶接

この四つについてフォーカスしていきます。

被覆アーク溶接

被覆アーク溶接とは、被覆アーク用の溶接棒と被溶接物との間隙にアークを発生させてそのアーク熱を利用して溶接する方法です。

メリット

  • 設備費が安価
  • 取り扱いが容易
  • 基本技術の習得に長時間必要としない
  • 優れた継手が得られる
  • 組立価格が安価になる

デメリット

  • 溶け込みが浅い
  • 速度が遅い
  • 作業者の力量により出来栄えがかわりやすい

ティグ(TIG)溶接・ミグ(MIG)溶接

イナートガス(化学反応を起こしにくいガス=不活性ガス)溶接で、特殊なトーチを用い、アルゴン、ヘリウム等のイナートガスの雰囲気中でタングステン棒あるいは母材と同種の金属ワイヤを電極として、母材との間にアークを発生させて行う溶接方法です。
タングステン棒を使うのであれば・・・ティグ溶接
金属ワイヤーを使うのであれば・・・MIG溶接
これらの方法は、アルゴン等のイナートガス中で溶接が行われるため
溶融された金属が空気の影響を受けず、今まで困難とされていたアルミニウムなどの
非鉄金属の溶接が簡単に行うことができる。

マグ(MAG)溶接

溶接部の雰囲気ガスを炭酸ガス(CO2)と不活性ガスとの混合ガスで覆って、溶接ワイヤーを電極として溶接を行うものです。炭酸ガスのみで保護(シールド)するものを炭酸ガスアーク溶接といい、これもマグ溶接に含まれます。

被覆アーク溶接に必要なもの

それでは、ここから被覆アーク溶接に絞って解説していきます。
一般的でよく使用する、DIYにも、工場でもどんなところでも
安価で簡易に使うことができるからです。

必要な物

  1. アーク溶接機
  2. 溶接棒
  3. 遮光マスク
  4. 皮の手袋
  5. エプロンなどの保護服
  6. 溶接カスをたたくハンマー

これらが溶接に必要となるものになります。
安全上、絶対に必要となるもの(遮光マスク・皮の手袋)は確実に着用しましょう!

アーク溶接の資格っているの?

結論から言いますと、
自宅でDIY時に使用するのであれば、必要ありません。

しかし、会社で溶接作業に従事させる場合、労働安全衛生法で『アーク溶接特別教育』
を講習させる必要がある。
となります。


なので、自宅で趣味程度にする場合であれば、取得の必要はありませんが、
安全性・操作・必要な道具等を講習で取得しておくのもありかもしれません。
特に安全性については、下手をすると自分や周りの人にケガ(最悪は死亡)させてしまう可能性もあります。ここは、本当に気を付けて使ってほしいとフルティは考えます。

溶接作業方法

  1. アーク溶接機に各ケーブルを接続してスイッチを入れる
  2. 母材からアースを取る
  3. 溶接棒を絶縁ホルダーにセットする
  4. トーチ側ケーブルにセットした溶接棒で母材を軽く叩き、アークを発生させる
  5. 溶接棒に触れた部分が均一に溶けている(プールができる)のを確認
  6. 接合部を溶融していく
  7. 溶接したい部分まで終わったら溶接棒を母材から離す

以上が溶接の作業順序になります。
何度も練習して、アークの出し方や、うまくビードが作れるようにしていきましょう。

結論

溶接には多くの種類があり、特に被覆アーク溶接が一般的で溶接っていうと、
この被覆アーク溶接を指すことが多い。
また、安全性を重視して作業することが求められ、装備も用意する。
溶接作業は自宅でやる分には資格はいらないが仕事で使用する場合は資格が必要。
何度も練習し安全で上手な溶接作業を身に着けていきましょう。

このブログでは、フルティが溶接初心者であり、
これから溶接作業をしようと思っている人に向けて解説したものです。
私が溶接作業について調べた内容をアウトプットすることで、
役立てれたらと思います。

それでは、ありがとうございました。

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